採用動画制作に失敗する理由とは?失敗を防ぐポイントを紹介!

採用動画はさまざまな企業で取り入れられており、YouTubeやSNSで公開されているものもあります。
ただ、安易に作ると失敗してしまうかもしれません。
この記事では、採用動画制作で失敗する理由や失敗を防ぐポイント、依頼する業者の選び方などを紹介します。
最後まで読むことで、就活生に効果的に伝わる採用動画を作れるようになるでしょう。
この記事の結論
- 採用動画が失敗する主な理由は「就活生のニーズとのズレ」「周知不足」「視聴後のアクション設計不足」「人選・演出のミス」の5点
- 失敗を防ぐには、ターゲットと伝えたいメッセージ、最終的なゴールを明確にすることが重要
- 採用動画は視聴した就活生の約80%の志望度を上げる効果があり、失敗を恐れて作らないのはもったいない
- 依頼先は、実績・料金の明確さ・担当者の対応・公開後の戦略提案力で選ぶのがおすすめ
目次
いまやどの企業も制作している「採用動画」
現在ではさまざまな企業が採用動画を取り入れており、メディア関係の業種ではない会社でも用いられています。
ただ、採用動画と一口に言っても以下のような種類があります。
会社説明動画
参考事例:株式会社メガネトップ
会社説明動画では、会社の歴史や実績などを紹介します。人材を集めるためには、まずどのような会社なのかを紹介しないと興味を持ってもらえません。
公式サイトで情報発信する方法もありますが、具体的かつ魅力的に情報を発信するのであれば、動画がおすすめです。
上記の事例では、アニメーションで具体的なデータを示しながら、会社の実績をPRしています。
職場紹介動画
参考事例:株式会社バンダイ
採用動画を作る際には、どのような職場なのかを紹介することも大切です。職場の雰囲気や環境、設備などを動画で紹介することで、働きやすい職場であることをPRできます。
上記の事例では、テレビの取材動画のような形式で職場の様子を紹介しています。
インタビュー動画
参考事例:佐川グローバルロジスティクス株式会社
実際に会社で働くうえでは、職場環境や給与だけでなく、社員の雰囲気も重要なポイントです。株式会社i-plugが2020年に就活生を対象に行ったアンケートで「働き方について気になるのはどのようなポイントですか?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「どのような社員が働いているか」でした。
インタビュー動画はどのような社員が働いているのか把握できるだけでなく、仕事への熱意ややりがいなどもアピールできます。
上記の事例では、インタビューを交えながら、ある社員の1日を紹介しています。
採用動画制作で失敗する理由
採用動画は数多くの企業が制作していますが、残念ながら失敗してしまうケースも少なくありません。
ここでは、代表的な5つの失敗理由を紹介します。
理由1:就活生が求めていることと動画の内容がずれている

出典:for,Freelance株式会社(2022年、22〜23歳の就活中の社会人を対象に実施)の調査より。職場の雰囲気は企業研究の中でも特に把握しづらいという結果

出典:株式会社EXIDEA・株式会社Cheer共同調査(2021年、就職活動生対象)より。全体の約60%が社員の人柄や社風を知りたいと回答
企業が伝えたいことと就活生が求めていることがずれていると、思うように人材を集められないかもしれません。事業内容や実績などを全面的にアピールするような動画は、公式サイトを見れば把握できる内容であるため、あまり効果が得られないでしょう。
就活生が求めているのは、事業内容や実績よりも職場の雰囲気です。
オンライン化が進み、社員と直接会う機会が少なくなったことも、社員の人柄や社風を知りたいと考える就活生が増えた背景にあります。
理由2:そもそも採用動画があることを伝えられていない

多くの企業が採用動画を作り始めているとはいえ、採用動画自体の知名度はそこまで高くありません。上記の調査では、採用動画を視聴したことがある就活生は全体の約40%にとどまっています。
動画を掲載できる就活サイトも増えていますが、採用動画自体はあまり見られていないのが現状です。ただ作るだけでなく、そこからどうすれば見てもらえるかまで考える必要があります。
理由3:見てもらえているだけで終わっている
採用動画を作る際には、印象に残るかどうかも重要です。印象に残らない動画は就活生の心に響きにくく、忘れ去られやすいでしょう。
採用動画は見てもらえるだけでOKというわけではありません。動画視聴をきっかけに会社説明会に参加してもらったり、応募してもらったりなど、次のアクションにつなげることがゴールです。
どれだけ多くの人に見てもらえたとしても、そこからのアクションがなければ、採用動画としては失敗していると言えます。
理由4:人選やセリフを間違えている
インタビュー動画や実際に社員が登場する動画の場合、出演者の雰囲気や話し方が重要になります。服装が乱れていたり、誰かに言わされているようなセリフだったりすると、ネガティブなイメージを持たれてしまいます。
インタビュー動画に出演する社員は、いわば会社の顔のような存在です。
だからこそ、なんとなくで選ぶのではなく、慎重に選ぶことが求められます。
理由5:メッセージや表現が不適切だった
インパクトやバズを狙ってユニークな採用動画を作るのも1つの方法ですが、メッセージの内容や表現方法が不適切だと炎上してしまう恐れがあります。
採用動画ではないにしても、演出方法やメッセージの内容、表現の仕方などで炎上してしまった企業は数多くあります。
炎上すると会社のイメージが大きく損なわれてしまうため、注意が必要です。
失敗のリスクがあっても、採用動画を作る価値は大きい

出典:レバレジーズ株式会社・株式会社プルークス共同調査(2020年、就職活動中・経験のある2021卒・2022卒の大学生対象)より。採用動画の視聴で志望度が上がった就活生は約80%

同調査より。採用動画は「あったほうが良い」と回答した就活生は約90%
レバレジーズ株式会社と株式会社プルークスが2020年に共同で行ったアンケートでは、採用動画を視聴したことで志望度が上がったと回答した就活生が約80%にのぼりました。
また、採用動画はあったほうが良いと考える就活生は、全体の約90%を占めています。
このことからも分かるように、採用動画は多くの就活生に求められているものであり、失敗するリスクを理由に作らないのは非常にもったいないと言えるでしょう。
採用動画制作で失敗しないためのポイント
失敗を防ぐためには、以下のようなポイントを押さえておくことが大切です。
ポイント1:ターゲットや伝えたいメッセージを明確にする
採用動画を作る際には、表現方法や出演者よりも、ターゲットや伝えたいメッセージが重要になります。いきなり作り始めるのではなく、伝えたい内容や見てもらいたいターゲットを明確にすることから始めましょう。
中途採用向けの動画と新卒採用向けの動画では、ターゲットや伝えたいメッセージも異なります。
ポイント2:最終的なゴールを設定する
前述のとおり、採用動画は見てもらえるだけでOKというわけではありません。最終的にどのようなアクションをしてもらいたいのか、ゴールを設定することが重要です。
ゴールが設定されていると、そこから逆算する形で動画の内容を決めやすくなります。
ポイント3:他社の成功事例を参考にする
どのような採用動画にすべきか悩んでいるのであれば、他社の成功事例を参考にしてみるのがおすすめです。
成功事例1:株式会社テレビ新潟放送網
YouTubeチャンネル:TeNYテレビ新潟 公式チャンネル
入社後のイメージと実際の仕事内容にギャップがあり、定着率の低さが課題となっていました。
そこで、社員の声を積極的に取り入れ、楽しいことだけでなく苦しかったことや辛かったことも紹介する内容にしました。
具体的な内容まで発信したことで、離職率の改善や選考途中での離脱率の低下につながったといいます。
成功事例2:サワダ精密株式会社
「半人前」というテーマのもと、ビジネスの奥深さや情熱を感じられる、映画のような重厚感のある雰囲気の動画に仕上げています。
やりがいやレベルアップを重視する求職者の獲得に成功しています。
ポイント4:SNSや動画共有サイトでも紹介する

採用動画を多くの人に見てもらうためには、公式サイトだけでなく、SNSや動画共有サイトでも紹介するのがおすすめです。上記の調査では、約30%の就活生がSNSや動画共有サイトで企業情報をチェックしていると回答しています。
多くの就活生にアピールするのであれば、SNSや動画共有サイトへの投稿も欠かせません。
採用動画を作ってくれる業者の選び方
選び方1:採用動画の制作実績が豊富
採用動画の制作実績が豊富な制作会社やクリエイターであれば、作りたい動画に応じた企画の提案やサポートをしてもらえます。
特に初めて外部に動画制作を依頼する場合、何をどう進めればよいのか分からないこともあるでしょう。そうした場合でも、実績の豊富な制作会社であれば、きちんとヒアリングを行い、理想的な動画の内容を提案してくれるはずです。
選び方2:料金が明確
料金が明確だと依頼しやすく、初めての方でも安心できるでしょう。
具体的な費用は制作会社やクリエイターによって異なるため、複数社に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。見積もりを比較することで、どこが適正な価格で制作してくれるのかを把握しやすくなります。
選び方3:担当者がしっかりサポートしてくれる
動画制作を依頼する際には、担当者との相性も重要です。
相性が良いと気軽に相談しやすくなり、スムーズに制作を進めてもらいやすくなります。
選び方4:採用動画の戦略まで考えてくれる
採用動画は公開して終わりではないため、公開後の戦略まで考えてくれるかどうかも、制作会社やクリエイターを選ぶうえで重要なポイントです。
制作会社によっては、KPIや目標を数値で明確に設定してくれるところもあります。納品後の修正対応や改善対応などのアフターサポートがあるかどうかも、あらかじめ確認しておきたいポイントです。
まとめ
採用動画は多くの企業が取り組んでいる一方、失敗しやすいという側面もあります。就活生が求めていることを伝えられていなかったり、見てもらった後のアクションまで設計できていなかったりすることが、効果を得られない主な原因です。
ただし、失敗しやすいからという理由で作らないのは非常にもったいないことです。ターゲットや伝えたいメッセージを明確にしたり、最終的なゴールを設定したりすることを意識して取り組めば、効果的な採用動画を作ることができます。
外部に依頼する際は、ただ作ってくれるだけの会社ではなく、公開後の戦略まで考えてくれる会社を選ぶことが大切です。採用動画の制作を検討している方は、ぜひそうした会社への依頼を検討してみてください。



