株式会社広川製作所様 | AIモデルCM導入の舞台裏とその効果とは?
- LUVASコラム編集長
- 5月13日
- 読了時間: 5分

「地方企業こそ、AIモデル活用の恩恵は大きい」
近年、映像制作の分野でも急速に注目を集めている「AIモデル」の活用。
LUVASでは、AI技術を活用した動画制作を多数手がけていますが、今回は弊社のAIモデルサービスをご活用いただいたお客様のリアルなお声をお届けします。
実際にAIモデルを起用したテレビCMを制作・公開された株式会社広川製作所様に、AI導入の背景から制作時のこだわり、公開後の反応までを詳しく伺いました。
クライアント紹介:株式会社広川製作所 様 |
広川製作所様は、創業40年を誇るプラスチック切削加工の専門企業です。地域に根ざしたものづくりを大切にしながら、半導体・航空・医療機器などの高度な品質が求められる分野においても、確かな技術と信頼で応えていらっしゃいます。 最新の加工設備と長年培われたノウハウを活かし、「品質」と「誠実な対応」を軸に、お客様の多様なニーズに応える製品を提供し続けている企業です。 |
■ 株式会社広川製作所様 | AIモデルCM制作事例と感想インタビュー
動画制作担当スタッフから一言 |
今回のCM制作では、お客様から「新しさ」や「話題性」ではなく、企業のリスク回避や安全性の観点からAIモデルを使いたいというご要望をいただきました。 そのため、AIっぽさを前面に出すのではなく、いかに自然な映像に仕上げるかを最優先に制作を進めました。 特に今回のCMは、演出として非常に早口でセリフを話す構成になっており、AIによる加工処理が苦手とする部分です。ですが、事前の準備や丁寧なフェイススイッチ処理を行うことで、違和感のない自然な表情・口の動きを実現できたと思っています。 AI技術の実用性と進化を感じていただける映像になっていると思いますので、ぜひ注目してご覧いただけるとうれしいです。 |
■ 株式会社広川製作所様 | AIモデルCM制作の感想インタビュー

Q:まず初めに、AIモデルを活用しようと思われたきっかけを教えてください。
当初は「AIを活用するCM」「人を出さない表現」「芸能人を起用する」といった複数の選択肢を検討していました。ただ、地方の中小企業としては、芸能人を起用するにはコストが高く、契約条件も厳しいという課題がありました。
その中で注目したのが、AIモデルという選択肢でした。AIなら、権利の管理も柔軟で、CM以外にもSNSやWebサイトなどに展開できます。汎用性が高く、企業側にとって非常に扱いやすいと感じたのが導入の決め手です。
実際にAIモデルを使ってみて、反響はいかがでしたか?
A:AIを使っていることを特に打ち出してはいなかったので、「AIを使っているから注目された」という反響は目立ってはいません。
ただ、CMを公開した直後から自社サイトへのアクセス数が急増したのは事実です。自然な仕上がりで、人が出演しているCMとして違和感なく受け入れられたと感じています。
Q:モデルの“顔”の選定にはこだわられたそうですね。
はい、特にこだわりました。LUVASさんには、事前にこちらの希望するイメージを共有し、それをもとにAIで多数の顔を生成していただきました。
その中から、企業イメージに合うものを選び、「目をもう少し大きく」「もう少し小顔に」といった細かな調整にも応じていただけたのが印象的でした。
芸能人と違って、イメージに近いキャラクターをゼロから最適化できるのは、AIモデルならではの利点ですね。
Q:弊社(LUVAS)にご依頼いただいた理由をお聞かせください。
AIモデルの中でも、リアルな人間と見分けがつかない“ディープフェイク”技術を活用したいというニーズがありました。制作を依頼する前に8社ほどお話を伺ったのですが、そこまで対応できる会社はほとんどありませんでした。
その点、LUVASさんは実績もあり、最初の相談の段階から**「実現できる」と感じられた**のが大きかったです。制作から納品まで一貫して対応してくれた点も安心感がありました。
Q:AIモデルを活用することで、今後の展開にも広がりがあるとお考えですか?
はい。特に、同じモデルを長く使い続けられるのは、ブランディングの観点からも非常に魅力的です。
芸能人の場合、契約終了や引退などで続編CMに出演できないリスクがあります。AIであれば、年齢を重ねることもなく、継続的に企業イメージを保つ存在として活用できる。第2弾、第3弾とシリーズ展開する際も、一貫したブランドメッセージが届けられると考えています。
Q:初めてのAIモデル導入で、不安に感じられた点はありましたか?
もちろんありました。「思い通りの表情になるのか?」「目線や口の動きは自然なのか?」など、完成形を見るまでは想像がつかず、不安もありました。
でも、制作過程でしっかりとフィードバックを重ねながら進められたおかげで、最終的には納得のいくクオリティに仕上げていただきました。
Q:CMの構成についても、特別な意図があったそうですね。
はい。今回は企業名をしっかり印象付けることが目的でした。前半ではあえて早口で情報量を多くし、視聴者の注意を引きつけたあと、後半で一気にスピードを落として企業名を2回、はっきりと言う構成にしています。
そうすることで、自然と**「ひろかわ」という名前が記憶に残るように**演出しました。
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